鵜の目鷹の目

うのめたかのめ

熱心に探し回ること。

🐱 動物

意味・由来

「鵜の目鷹の目」(うのめたかのめ)

【意味】

「鵜の目鷹の目」とは、何かを熱心に探し求めている様子を表す慣用句です。鵜が水中の魚を鋭く見定め、鷹が上空から獲物を見逃さないように、細かいところまで注意深く目を光らせて探している状態を描いています。

【由来・語源】

鵜は水中に潜って魚を捕る鳥で、鵜飼いに使われるほど魚を見つける目が優れています。鷹は上空から地上の小動物を発見して急降下する猛禽類で、その視力は人間の約8倍とされています。この二種類の鳥の、それぞれ異なる環境で発揮される鋭い目を組み合わせることで、「あらゆる方向から見逃さない」という意味を強調しています。

【使い方のポイント】

何かを必死に探している状態を描写するときに使います。「鵜の目鷹の目で探す」「鵜の目鷹の目で見張る」というのが一般的な使い方です。探す対象は物でも人でも情報でもよく、広く使えます。やや緊張感のある表現で、リラックスして探す場面よりも、真剣に・必死に探す場面に向いています。

【例文】

《ビジネスシーン》

監査チームが鵜の目鷹の目で帳簿を調べた結果、数年にわたる経費の不正計上が発覚した。通常のチェックでは見逃されていたわずかな矛盾を、専門家の目が見抜いたのだ。

《日常会話》

バーゲン初日は、みんな鵜の目鷹の目でお目当ての商品を探している。出遅れたら良いものはすぐなくなるから、開店前から並ばないと。

《作文》

考古学者はフィールドワークの際、鵜の目鷹の目で地表を観察する。一般人には何の変哲もない土くれの中から、何千年前の遺物を発見できるのは、訓練された目と豊富な知識があってこそだ。

【類似表現との違い】

「血眼になって」は必死の形相で探すことを表し、焦りや切迫感が「鵜の目鷹の目」より強いです。「目を皿のようにして」は目を大きく見開いて探す様子で、よりカジュアルな表現です。「鵜の目鷹の目」はプロフェッショナルな鋭さを感じさせる表現で、技術や経験に裏打ちされた観察力のニュアンスがあります。

【豆知識】

鵜飼い(うかい)は1300年以上の歴史を持つ日本の伝統漁法で、岐阜県の長良川鵜飼いが最も有名です。鵜匠が手綱で操る鵜が川に潜り、鮎を捕えて戻ってくる光景は、松尾芭蕉が「面白うてやがて悲しき鵜舟かな」と詠んだことでも知られています。鵜の喉に紐を巻くことで大きな魚を飲み込めないようにし、吐き出させて収穫するという仕組みです。鵜の視力は暗い水中でも魚の動きを捉えられるほど優れており、「鵜の目」の鋭さは決して誇張ではありません。

使い方・例文

ビジネス

今回のプロジェクトは「鵜の目鷹の目」を胸に、チーム一丸となって取り組んでまいります。

日常会話

「鵜の目鷹の目」って昔の人はうまいこと言ったよね。

作文

「鵜の目鷹の目」という言葉がある。この言葉は私たちに大切な教訓を教えてくれている。

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クイズ

「鵜の目鷹の目」の意味として正しいものは?

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