肩を並べる

かたをならべる

対等の実力を持つ

👋 体

意味・由来

「肩を並べる」(かたをならべる)

【意味】

「肩を並べる」とは、実力や地位が同等であることを表す慣用句です。二者が横に並んだ時に肩の高さが同じになるイメージから、互角の存在であること、対等のレベルに達したことを意味します。競争相手と同等の実力を持つ場面や、後発の者が先行者に追いついた場面でよく使われます。基本的にはポジティブなニュアンスで、特に成長や努力の結果として対等になったことを描写する際に使われます。

【由来・語源】

「肩を並べる」は、二人が横に並んだ時の姿が語源です。身長差がなく肩の高さが揃っている=対等であるという視覚的な比喩です。「肩」は身体の幅を象徴する部位であり、日本語では社会的な立場の比喩として多用されます。「肩書き」「肩を持つ」「肩入れする」など、「肩」が社会的関係を表す表現は豊富です。「並べる」は同列に置くことで、「肩を並べる」は実力において同列に並ぶという意味になります。

【使い方のポイント】

「~と肩を並べる」という形で使います。「大手企業と肩を並べるまでに成長した」「プロと肩を並べる実力」のように、比較対象を明示するのが一般的です。注意点として、「肩を並べる」は基本的に「追いついた」「同等に達した」というプロセスを含意しています。最初から同等だった者同士が並んでいる状態には、わざわざこの表現を使う必要はありません。下位から上位に追いついたという変化が含まれるのが特徴です。また、「肩を並べる」は敬意を含む表現で、追いついた対象に対する尊重のニュアンスがあります。

【類似表現との違い】

「互角」は実力が拮抗していることを直接表す言葉で、「肩を並べる」の比喩を使わないストレートな表現です。「引けを取らない」は相手に劣らないことで、「肩を並べる」に近いですが、否定形であるためやや防御的なニュアンスがあります。「匹敵する」は対等であることを表す文語的な表現です。「追いつく」は遅れていた者が先行者と同じ位置に達することで、「肩を並べる」の前提条件を表しますが、実力の質については言及しません。

【豆知識】

「肩を並べる」の英語表現 stand shoulder to shoulder は、同じ目的のために協力するという意味合いが強く、日本語の「実力が対等」というニュアンスとはやや異なります。英語で実力の対等さを表すには on a par with や in the same league が使われます。スポーツの世界では「肩を並べる」が最も実感される場面があります。たとえばマラソンで先頭ランナーに並走する時の「肩を並べる」感覚は文字通りのものであり、そこから比喩が生まれたとも言えます。ビジネスでは新興企業が既存大手と「肩を並べる」ことがイノベーションの証とされ、成長の指標として使われています。

使い方・例文

ビジネス

新興企業がわずか数年で大手と肩を並べるまでに成長した。

日常会話

あの子はもうプロと肩を並べるくらいの実力だよ。

作文

努力を重ねた結果、彼は世界のトップ選手と肩を並べるようになった。

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クイズ

「肩を並べる」とはどういう意味?

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