骨が折れる

ほねがおれる

非常に苦労する

👋 体

意味・由来

「骨が折れる」(ほねがおれる)

【意味】

「骨が折れる」とは、仕事や作業が非常に大変で、多くの労力や苦労を伴うことを表す慣用句です。骨が折れるほどの重労働というイメージから、困難で手間のかかる仕事を描写しています。単に時間がかかるだけでなく、精神的・肉体的な負担が大きいことを含意しています。日常会話からビジネスまで広く使われる汎用性の高い表現で、大変さを訴えつつも最終的にはやり遂げるニュアンスを含むことが多いです。

【由来・語源】

文字通り「骨が折れる」ほどの重労働という比喩から来ています。実際に骨折するわけではありませんが、それほどの肉体的負担を伴う作業であるという誇張表現です。日本語では「骨」が労力や苦労の象徴として多用されており、「骨を折る」(苦労する・世話を焼く)、「骨身を惜しまず」(懸命に働く)、「骨抜きにする」(実質を失わせる)など、「骨」を使った慣用句が体系的に存在します。「骨が折れる」は自動詞的な表現で、仕事自体が大変であるという客観的な描写であるのに対し、「骨を折る」は他動詞的で、自ら進んで苦労するという能動的な行為を表す点が区別されます。

【使い方のポイント】

「骨の折れる仕事」「これはなかなか骨が折れる」が一般的な使い方です。作業の困難さを描写する際に使い、「翻訳作業は骨が折れるが、やりがいがある」のように、大変さと達成感を対比させる文脈で効果的です。「骨が折れる」は基本的に「大変だがやる価値はある」「大変だったがやり遂げた」というポジティブな帰結を含むことが多い点が特徴です。不可能な仕事に対しては使わず、困難だが達成可能な仕事に使うのが適切です。「骨折り損のくたびれ儲け」は、苦労したのに報われなかった場合の表現です。

【類似表現との違い】

「骨を折る」は自ら進んで苦労することで、「骨が折れる」の仕事が大変であるという客観的描写とは視点が異なります。「手間がかかる」は作業の時間と手順の多さに焦点があり、「骨が折れる」ほどの肉体的・精神的負担は含みません。「難儀する」は困難に苦しむことで、古風な響きがあります。「四苦八苦する」は仏教用語から来た表現で、あらゆる面で苦労することを表し、「骨が折れる」よりも苦痛の要素が強いです。「一筋縄ではいかない」は単純な方法では解決できないことを表し、知的な困難さに焦点があります。

【豆知識】

「骨が折れる」と「骨を折る」は似て非なる表現です。「この仕事は骨が折れる」は仕事が大変であるという客観的評価ですが、「この件で骨を折ってくださった」は誰かが自分のために苦労してくれたことへの感謝です。「骨を折る」には恩義のニュアンスがあり、「骨折り」という名詞形でも使われます。英語の back-breaking(背骨を折るような)は「骨が折れる」に非常に近い表現で、重労働を身体的比喩で表す点が共通しています。なお、医学的な骨折は「骨折(こっせつ)」であり、慣用句の「骨が折れる」と混同されることはまずありませんが、冗談で「この仕事は本当に骨が折れる…いや、実際に折れそうだ」のようなダジャレに使われることもあります。

使い方・例文

ビジネス

この翻訳作業はなかなか骨が折れる仕事だ。

日常会話

大掃除は骨が折れるけど、やった後は気持ちいいよ。

作文

一から制度を作り直すのは骨が折れる作業だったが、やり遂げた。

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クイズ

「骨が折れる」とはどういう意味?

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